アパートの地デジ対応工事その5
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アンテナブースター取り付け
特定地域混合器とアンプ取り付け
前回、地上デジタル放送のサンテレビ26chの受信レベルが低く、BERも基準値以下だったので、26ch以下はフィルターをかけてカットする大阪地域専用の混合器とアンテナブースターを取り付けました。
問題は、これでどの程度改善できるかです。
使用したブースターは日本アンテナ電源分離型のN-35CU2というブースターです。
地上デジタルだけではなくBSデジタルやCSにも対応したブースターです。順調に受信できればついでに衛星アンテナも取り付けようと考えての事です。
ブースター用電気工事
ブースター用の電源部は入居者の室内に置く事ができないので、共用部にボックスを追加しました。
ボックス内にコンセントを増設し近日照明工事に使用するためのコネクターを取り付けました。
ボックス内にはコンセントとブースターの電源部、2分配器を取り付けて共用部の配線工事が終了しました。
アンテナ側取り付けも完成
UHFアンテナと特定地域混合器、ブースター本体も取付け工事が完了しました。
ブースター調整忘れていました
問題のサンテレビ26chの受信レベルと、BERがどの程度改善できたのか確認です。
26chのBERを見ると3×10E3で基準値以下です。しかも受信を表すアンテナマークも時々点滅し安定受信できていない様子
サンテレビ用のアンテナをさらに高性能のマスプロLC20TMHにしようか?・・・と悩みましたが、よく考えるとブースターのレベル調整するのを忘れていました。
受信レベルとBER改善状況の確認
再度、屋上に上がりブースターのレベル調節ツマミを確認すると最低の状態になっていました。これではレベルが上がるはずありません
レベル調整後BERを確認すると26ch、それと前回少し悪かった15ch共にBER「0」になっていました。
大幅な改善で、これなら安定受信OKです
。
アンテナ受信レベルも26chで65dBと全く問題ないレベルになりました。
アンテナ直接で多少BERの基準値が外れていても、ブースターでかなり改善できるのですね。
いい勉強になりました。但し、これはこの場所での事例ですので、他の場所なら異なる結果が出る可能性もあります。
BSアンテナも取り付け
最後に、中古のBSアンテナが余っていたので、取り付けてブースター入力に接続しました。
一部の部屋はS-5CFBケーブルが引き込まれているので、そのままBSも受信できるようになります。引き込まれていない部屋は退去ごとに引き直そうと思います。
後は、住人に告知し、アンテナ引込み線の切り替えを行えばアパートの地上デジタル対応工事完了です。もう少しですね